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2002:11/18


ハセガワのHPにてYF-21の出荷が26日と発表された。 うひゃ、カッコイイ。 画面のイメージより、かなり細めにアレンジされている印象。 あと、過去にみたYF-21のガレージキットのメーカー完成作例は、もっとマットな仕上げだったので、今回のハセガワの完成写真の様なグロス仕上げは、ちょっと新鮮な印象。 早く作りたい。 が、考えてみたらYF-19はまだ作りかけで放り出したままだった。 とりあえず、21発売までの1週間ちょっとの間に完成までもっていきたい。 
で、早速未完成キットの山の中からYF-19を発掘。 箱を開けてみるが・・・うわっ・・・絵に描いたような未完成状態。 まだ、ちょっと手をつけただけじゃん。
実は今日は探していた "1/72 三菱F-2B 第四航空団"のキットを偶然みつけて、買ってきてしまった。 F-2Bはご存知F-16ベースの支援戦闘機。 しかし、実際にはかなりF-16とは違う。 カーボン樹脂製の主翼だとか、フェーズドアレイレーダーとか、日本独自の技術がテンコ盛りの攻撃機である。 (日本では攻撃機と言う言葉が使えない為、便宜上支援戦闘機と呼んでいる) オタク的視点で見ると、『劇場版パトレイバー2』でレインボーブリッジを破壊した戦闘機の画像解析をするシーンがあった。 画像の戦闘機はF-16の様だが尾翼の形を見ると、スティルス性をもたせた形をしており、「日本にはこのタイプは無い」とか言うんだけど、その形は現実世界の2002年において「日本にしか無いF-2」そのもの。 なんか不思議。
 それは良いとして、なんでもかんでも「限定生産」にして消費者を脅迫するのはヤメレ→ハセガワ

2002:11/19


昨日発掘したYF-19だが、良く見ると部品がぜんぜん足りないことに気づく。 実はVT-1やVE-1と同時に作っていたので(当然これらも未完成)それらのキットの箱の中にかなりの部品が入っていた。 例えばランディングギアとか、同じ色で塗るものを、まとめて一気に塗ったりしたからだ。 そんなわけで、未完成キットの山の中からYF-19の部品が混ざっていそうなキットの箱をかったぱしから開けて、部品の発掘をおこなった。
今日はパイロットとシートを作った。 パイロットとか昔はもっと上手く塗れた気がするが、なんか上手くいかない。 いくら嘆いてもこれが現実なんだから、うけいれるしかないんだけど。 パイロットを乗せたシートをフロアパンに接着・・・した後で、フロアにデカールを貼らないといけないことを発見。 どうするかなぁ・・・完成したらどうせ見えないと思うんだけど。

2002:11/20


YF-19の脚部ユニット脚部を作った。 と言ってもパーツの組み立て自体は以前に終わっており、パテ盛りまでは済んでいたので、ヤスリを掛けて継ぎ目を消し、消えたモールドを復活させた。 黒い線で見えているのが復活させたモールド。 バトロイドのページでも説明した通り、継ぎ目消しの前に墨入れをしておき、それをガイドにモールドを復活させる。 脚庫に見える水色は「Mr.ペタリ」というプチル系ゴム。 練り消しゴムの様なもので、これを使用してマスキングしている。 脚部ユニットは尾翼の付け根付近に、引けがあるので、パテで埋めておく。 明日は下塗りの予定。

2002:11/21


YF-19 機体貼り合わせ下塗りをする予定だったものの、段取り上、各部シャッターその他こまごまとした部分の塗装に終始した。 
コックピットのフロアパンにデカールを貼り忘れたことを一昨日書いた。 コンソールがフローティングタイプなので、案外足元も見えるかもしれないと考え、やはり貼ることに。 今日は機体の上下を貼り合わせるところまで出来た。 
機体パーツの合いは非常に良いので、流し込みタイプの接着剤を少しずつ塗ることで問題無く接着出来た。 とりあえず、隙間処理みたいなことはしなくても良さそう。
上下を張り合わせる前に機首サイドのセンサー部分にシルバーを塗っておく。 内側にオーバーハングしているので、上下を貼り合わせた後だと、ここを綺麗に塗るのは難しいと思う。
キャノピーはマスキングゾルで機体に仮付けした。 コックピット内に塗料が侵入しないように接合面には多めにマスキンゾルを塗り目張りしにした。

2002:11/22


あずまんが大王 2年生今日はDVDが届いたので、製作はお休みだ。 すまん。

2002:11/23


YF-19 基本塗装完了一気に機体色の塗装まですませてしまった。 写真では一昨日の無塗装状態とほとんど違いがわからないけど、変形時の分割線にそってウッドブラウンを下地に吹いたりして、めりはりをつけている。
ベースホワイトで下地を作った上に機体色を吹いてみたら結局元の成型色にそっくりな色になってしまったのだ。 ま、いいけど。 脚部ユニットサイドのバーニアや翼のライト基部のシルバー等、まだまだこまごまとした部分の塗装が残っている。

風邪をひいたようで、昨日からセキが出る。 こういう状態のときにエアブラシを使ったりするのは絶対体に悪いな。

2002:11/24


マスターアジアのヘッドパーツ今日は大阪で半年に一度のトイショーの日だ。 昨夜は咳が止まらず、眠れなかった。 そんなワケで風邪と寝不足のせいで体調は悪い。 仕事だったら絶対休むくらい悪い。 しかし、意地でも行く。 こんなにがんばって行ったのに、楽しみにしていた安売りプラモ店の出店は無いし、バンダイ復刻マックス・ミリアのバルキリーも手に入らず、\1,000の入場料を払って何も買わずに会場を後にした。 帰りに梅田の模型店でマスターガンダムのヘッドパーツを購入。 マスターアジアの顔は彫りが深くて良い造形。 なんか出崎・杉野コンビのアニメ版ブラックジャックとかに出てくるキャラみたいだ。 今月再販予告が出ていて、そろそろ買えるかと思ったハセガワ1/72 RF-4EJ リコン・ファントムは未入荷であった。 がっかり。 肩を落として、とぼとぼ家に帰ってとりあえず寝た。 今日は咳も出るし、模型を作りたい気分じゃないので、とにかく寝ることにする。

2002:11/25


YF-19 墨入れ仕事上のトラブル対応で忙しい一日だった。 咳は少し収まってきた。 YF-19に墨入れをした。 実は最初はウッドブラウンで墨入れをしてみたのだが、あまりメリハリが無い感じで効果的でなかった為、黒でやり直した。 
かなり完成が見えてきた。 この分なら27日に完成させて、そのままYF-21の製作になだれ込めるかもしれない(ムリムリ)

2002:11/26


YF-19 デカール貼り機体のマーキングを開始。 ライン部を中心に面積の大きいデカールを貼る。  キャノピー後ろの黒い帯はデカールでは無理だったのでさっさと諦めて塗装にしてある。 また脚部ユニットの黒い線もデカールで仕上げるのはかなり難しい。 私は途中で挫折して塗装にきりかえたが、最初から塗装にしておけば、もっと綺麗なフィニシュになっただろうに。  エア・ラインモデラーは、どーやってデカールを貼ってるのだろうか? 尊敬する。  明日は各部のコーションマークを貼り、できれば垂直尾翼を接着するところまでいきたい。 左の写真で一部青くなっているのは、後ろのモニターの画面が映りこんでいるため。

YF-21が明日の夕方くらいから店頭にならぶだろうから、明日はあまり仕事が進まないだろうな。



2002:11/27


YF-19 デカール貼り昨日に引き続きデカール貼り作業。 ハセガワの一連のバルキリーシリーズのおかげでデカール貼りはかなり鍛えられたつもりの私であったが、今回もかなりつらい作業が続く。昨日からあまり進んでないように見えるが、機体の各所にある黒い多角形を一つ一つ貼った。 こういう小さい多角形を綺麗に切り出すのは本当に邪魔くさい。 最後の一辺を切り出したと思ったら、びよ〜んと飛んだりするし。 で、床を這いつくばって探すハメに。 で、そんなに苦労した効果の方はと言えば・・・ま、自己満足でしょうな。 web上にUPされたYF-19の作例をいくつか見せていただいたが、殆どが「うるさくなるのでデカールは7割程度におさえました」とかコメントがあって、馬鹿正直に全部貼ったりはしないひとが多いようだ。 それでいいと思う。

YF-19 垂直尾翼このYF-19 機体色は肌色一色で、一見カラーリングは実に簡単そうなんだけど、へんなところで面倒なんだよね。 垂直尾翼は本来全面デカールで処理できることにないて、ハセガワの親心を感じたりするんだけど、やっぱり垂直尾翼なんて普通は塗装するでしょ・・とか粋がってると、ちまちま面倒な処理をせんといかんハメになる。 本当はデカールの上から墨入れするのが難しいから塗装することにしただけなんだけど。 基本は赤と黒の二色塗り分け。 しかし、基部は赤のエリアに黒が進入してきていて、これが途中に凸型があったりする面倒なデザイン。 でもって機体との接続部分のヒンジは機体色。 ついでに上方先端には航行灯があって、ここはシルバー地にクリアレッド。 一見単純なのに何度もマスキングを強いられる。
・・・等とぶつぶついいつつデカールも8割方終了。 後は"DANGER"だの"NO STEP"だのの細かいステンシル類の貼り付け。

そー言えばYF-21だけど、本日は入荷せず。 明日は手に入れられると思うので、簡単なファーストインプレでもするかな。 

2002:11/28


ヴォーテックスフローコントローラー今日は所用で外出することになり、従って殆ど進まなかった。
 機首にある黒い菱形は「ヴォーテックス・フローコントローラー」(以下VFC)という装置で、この部分で気流を変化させることによって強制的に揚力を発生させたりする装置らしい。 で、『ここがセンサーの様に透明部品になっているのがよろしくない』と2002年6月号のMG誌には書いてある。 しかし、この部分、機首側には穴が空いていて、ここにクリアパーツのピンを刺すのかな?と思いきやクリアパーツ側にはピンが無いのである。 従ってクリアパーツをそのまま被せると、パーツの下に穴が見えるのだけど、これはVFCの気流のインテイクまたはアウトレットを表現したものなのでは? VFCを実際に装備している実機が無いのでVFCがどのように実現されるのかわからないけど、表現に幅が持たせられるように、クリアパーツを採用したのではないだろうか? ・・・と私は思った。 普通に作ればデカールで覆われる部分なので、ここがクリアパーツなのはことさら問題にはならない。 でもなんとなくこの穴を生かしたくなったので、うっすら下に穴があるのが見えるようにスモークで塗ってみた。 

Mr.Mark Setter"DANGER"や"NO STEP"の様な小さなデカール(したがって接着面積が狭くすぐにはがれる)を定着させるために、GSIクレオス Mr.マークセッターというのを購入してみた。 他のクレオス製品同様、蓋に筆がついており、これで塗れということらしいが、この筆がぐんにゃりと根元から曲がっていた。 白濁した液体なので、実際に開けて見るまで筆の状態が確認できないのである。 実際の使用には面相筆を用いるので、問題は無いといえば無いけど、ちょっと使いたいときとか蓋についた筆が結構便利だったりする場面もあるのに、こんな筆では使い物にならない。

神戸のSHOPでYF-21を発見するも、荷物にもなることだし、帰りに家の近所で買うことにしたら、家の近所は未入荷であった。 大人が平日毎日模型屋に顔を出すのもどうかという気がするので、週末までがまんするか。

富士重工『世界の傑作機』カレンダーを購入。 今年も素晴らしい出来。 小池繁夫氏のイラストって空気を感じる。

2002:11/29


YF-19 垂直尾翼取付けデカール貼り作業も一段落し、主翼・垂直尾翼をはじめ、主な機体の構成要素を接着した。 ぐっと航空機らしい形になった。 形になったところで右の翼端灯が無いのに気づきパニック。 机の下を這い回るようにして探してようやく見つける。  クリア部品の接着にはMODELER'Sの”プロユース接着剤クリア”を使用している。 が、翼端灯くらい接着面積が少ないと、この接着剤では不安を感じる。 明日脚周りを作って、一応のロールアウトとなる予定。 

Net上ではYF-21の評判が聞こえ始めた。 『全体的に機体が薄いが戦闘機らしい良いアレンジ』とのことだ。 早く実物を触りたい。

2002:11/30


YF-19 完成 後方から脚周りのこまごまとしたパーツを作り、一応の完成となった。 VF-1に比べると脚柱も収納庫もずいぶんあっさりとした印象。 別パーツ化されたねじれ止めとかがない分、確実に組みあがる。 VF-1の脚周りの様に『ピンセットが無いと組み立て不可能』という雰囲気は無い。 またベンドラルフィンやカナード翼の取り付け角度もきちんと決まるようになっていて、キットとして正常に進化しているのがわかる。 特に突き出しピンの位置が目立たないところに移っているのは大いに評価したい。 突き出しピン跡で、どうしても処理しないといけないのは、エアインテイク内側だけだ。
YF-19 完成 前方からやはりパイロットが乗ることで、模型としての生きた感じが出てくる。 アニメーションという『動く絵』がユーザーの頭の中にある商品の場合、模型に置き換わるにあたって、それが動くところを容易に想像できる演出が欲しい。 その手段として、パイロットフィギュアは必要だろう。 逆に基本的に雑誌のスチル写真からイメージを持ってくる実在航空機ではパイロットフィギュアが無くても、それほど問題にはならないのかもしれない。 

・・・と、いうワケで約2週間十分に楽しませてもらった。 うまいタイミングでYF-21も入手できたことだし、来週からは『YF-21日記』として続きます。 
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