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YF-21 製作日記

YF-21の製作日記をつける事にする。 前回のYF-19編は途中まで作って放ったキットを完成まで持っていく日々を綴った、ただの日記だった。 しかし、今回はキットを一から作るところから始めるので、順を追ってきっちり記録していくつもりだ。 最終的にYF-21が完成したときにはHow to make a YF-21というコンテンツが出来上がってるくらいの調子でいきたい(と、今日の時点では)思っている。 次のような方針でいく。

製作を開始したモデルを完成まで持っていくのが本稿の趣旨であり、その先(各種ディテールアップや改造等)はやらない。

2002:12/01


本日は塗料を購入した。 YF-21の指定色の中で持っていないのは"333エクストラダークシーグレー"くらいだ。 "109 キャラクターイエロー"は機体に使うのではなく、パイロットスーツの色となっている。 パイロットスーツはもう少しオレンジに振った色にしたいので、適当に混色して作ることにする。 その他の色は普通に航空機モデルを何機か作っていれば自然と揃う色ではある。 機体色はコバルトブルーとブラックを8:2で混合した色を指定してあるが、"322フタロシアニンブルー"で行うつもりだ。 機体色のような大量に使う色を混色した場合、途中で足りなくなったときに非常に具合がわるい。 (同じ分量で調合しても何故か若干色目が変わってしまうことが多い) また、多めに作っても他に転用が利かない場合が多いため無駄になる。 そんなわけでイメージが近いと思われる既製品の色を持ってくるのが良い。

2002:12/02


YF-21 仮組 "How to make"の項目ではいきなり作り始めているが、あれは記事を作る前に少なくとも1機は完成させている為、製作上の段取りがわかっているからだ。 本稿では私にとって1機目のYF-21の製作となるので、仮組を最初に行う。 YF-21はパーツ点数が少ないので仮組も割と楽に行える。 マスキングテープで主なパーツを貼り合わせ一旦飛行機の形にしたのが左の写真だ。 全体像を眺めて接合線のチエックをする。 接合線をそのままモールドとして生かせるのか、埋めるべきなのかを良く考える。
機首サイド。 エアインテイク周りは、このキットで唯一パーツが複雑に組み合わさる部分。 しかし、合いに問題は無いようだ。
    とりあえず気づいたことを書き留めておく。
  • 機首のサイド部分、エアインテイクの前あたりの部分は接合線を消す必要がありそうだ。
  • エンジンナセル外側に現れる接合線も消すことにする。
  • 今回はエンジンのファンブレードのモールドが無い。
  • 機体上面裏側がそのまま主脚収納庫の天井となっている。 上下の胴体を接着する前に塗装しておくこと。
  • 突き出しピンの跡は主脚収納庫部分にしか見られない。

 

2002:12/03


YF-21 翼端灯仮組はマスキングテープで行ったが、長時間貼りっぱなしにしておくと、部品に糊がのこるので、さっさと分解する。 昨日書き忘れたが、翼等の似ている形の多い部品はランナーから切り離す前に部品番号を裏側に記しておくと、組み立て時にストレス無く行える。
本日は翼端灯の処理を行う。 普段なら翼端灯は殆ど最後に取り付ける部品だが、今回は主翼の翼端灯モールドを切り取って、そこに透明部品を装着するという段取りなので、最初にここを加工する。 翼端灯のモールドがある部分をデザインナイフに慎重に削除する。 そのとき、いきなりモールドのぎりぎりからナイフを入れるのではなく、大まかに削った後、クリアパーツを合わせながら慎重に削っていく。 写真は右翼D4パーツにF11を合わせているところ。 まだ若干D4側を削る必要があることがわかる。

2002:12/04


YF-21 主脚収納庫天井主脚収納庫の天井部分にある突き出しピンの跡に溶きパテを塗る。 考えてみればパテを塗らずとも削るだけで対処できたかもしれないけど、なんか気分的に。 機体の薄さのせいか、この部分には大したモールドも無い。 パテが完全に乾くまで、三日程放置することにする。

今月のMG誌を立ち読みするとYF-21のレビューが載っていた。 でもこの作例ってハセガワの広報用のやつを借りたやるだよね? デカールとか間に合わせっぽいし。

ここのところNHKのミッドナイトチャンネルで全国高専ロボットコンテストの地方予選を放送している。 今年の競技は段ボールの階段を下りて、今降りた階段状の段ボールを取り、競技フィールド内の台に乗せると云うもの。 しかし階段を下りる段階で動作不能になるロボットが多く、まともに得点できるチームが少ない。 今年は自動制御ロボットを作る課題が無い分、階段の攻略をせよという意図なのだろうが、正直競技自体が面白く無い。 ルールを作る側のミスだろう。 とは言う物の、各地方に1チームくらいは光るものがあるチームもあり、見ないワケにもいかないんだよね。

2002:12/06


何故か3000を少し過ぎたところでカウンタがピタリと止まったので、変だと思ったらDHISのステータスが4日の午後からOFFLINEであった。自分自身はLANの内側からローカルアドレスでアクセスしてるから気づかないんだよね。 tcpdumpを取ってみて、ウチのHOSTマシンがDHISサーバーとやり取りしてるか調べたりなんだり、いろいろやるもののなんか原因がわからない。 こーなったら恥を忍んでDHISサービス会社のサポートに対策を教えてもらおうとメールを出した・・・・直後に原因が(なんとなく)わかった。 この際だからLinuxのカーネルも新しいのにVersion UPすることにした・・・が、今日は疲れたので明日やる。

2002:12/07


コックピット内部の組み立てに取り掛かる。 部品が小さくて、組み立てるのが難しい。 メイン・コンソールのパーツが3分割。 どうせ見えなくなるのにこの細かさは何だ? でも、そこがハセの魅力なんだけど。 とりあえず、パイロットをベースホワイトで塗ってみた。

サーバーのOSを更新する。 今回はVer7.2→8.0へのメジャーバージョンアップ。  ネットワーク関係の設定がかなり細かい部分までGUIで出来るようになった。 時代の流れとしてサーバーの設定なんかも全てGUIで行う方向になるんだろうなぁ・・・と思ってたら、もう現実にそうなってた。 業務効率を考えればGUIベースの設定ってやっぱり良い。 でも、管理者としては各サーバーの設定ファイルに書いてあることの意味がおおよそでも判らないと困る場面もあるだろうし、難しいね。 でもって、昨日からの障害もネットワーク関係の設定をちょっといじったらあっさり解決した。

2002:12/09


パイロットを塗る。
真っ青でモールドされているので、ベースホワイトを吹く。 ベースホワイトはつや消し白なので、グラブとブーツの白はそのまま利用。 飛行服を塗る。 指定色はキャラクターイエローだが、イエローに若干オレンジを混ぜた色で塗る。 写真では思いっきりオレンジに見えるが、実際はもう少し黄色い。 ヘルメット胸当て、膝頭に色を乗せる。 ジャーマングレーで墨入れした後、バイザー部をクリアグリーンで塗る。 立体感を出したいところはフラットブラックで墨入れしてコントラストを強調する。

エアブラシでバーっと塗るわけにはいかないので、パイロットを塗るのはそれなりに手間がかかる。 しかし今回の様に完成後ほとんど見えない場合は、だいたいの雰囲気が出ていれば良い。 それほど神経質になる必要は無いだろう。 必ず塗料をパレットに一旦出して濃度を調節した後、面相筆で塗る。 ビンから直接では、多くの場合塗料の濃度が濃すぎて、ぼったりとした感じになるからだ。
明日はコックピット内の塗装の予定。

2002:12/10


YF-21 主脚収納庫天井 4日に行った主脚収納庫内にある突き出しピンの跡の処理の続き。 #600→#800のペーパーでモールドまで消さないように慎重にサンディング。 完成後は殆ど気にならない部分なので、無理にこんな処理をする必要は無いだろう。

処理が終わったところで、11ガルグレーで塗装。 A23(首脚収納庫の天井)を始め、脚周りのガルグレ-部分を一気に塗装する。

サーバーの空き容量が少なくなってきた。 そろそろ増設が必要かも。 とは言うものの空いているパーティションは30%程度しか使ってなかったりで、単純に増設すればいいってものでも無いし。 

2002:12/11


YF-21 コックピットブロック飛行機モデルの常として、コックピットを作らないことには、胴体の接着が出来ない。 完成後殆ど見えないであろうことは予想に難くないが、一応、塗装指示の通りに塗り分けてみた。 脳波感知ユニット(K5)は333と317の二色で塗る指示があるが、組み立て後は333で塗った部分は全く見えないので、塗り分ける必要は無いだろう。 操縦桿(A14)とスロットルレバー(A15)には溝がほってあり、この溝をA23に噛ませて接着する。 フロアパン(A23)への部品の接着は K1→A14,15→K5 の順で行う。 正しい位置に置けば、A14,15の後端とK5の先端がぴったりあう。 K5の先端裏にはA23と合わせるガイドがモールドされているが、非常に浅く、あまり役に立たないので、十分に位置合わせをすること。 ここを正しく位置決めしないと、機首ブロック(A1,A26)に収まらない。


YF-21 機首ロック機首ブロックの上下を接着したところ。 パーツの合いは良好なので、流し込みタイプの接着剤を慎重に合わせに流し込んでやれば、特に問題は無いだろう。 この状態で最低1日から3日程置いておく。

2002:12/12


28黒鉄色のパーツを一気に塗装する。 黒→かるく銀→黒鉄色という手順。 B1,3にある垂直尾翼の支持部は塗り忘れやすいので注意。 またベクターノズルのスラスターE1,2は先に裏側の先端部分に61焼鉄色を塗ってから黒鉄色を塗る、この部分は内側に来てほとんど見えない為、モールドに沿ってきっちり塗り分けたりする必要はないだろう。 メインノズルの内側も61で塗る。

2002:12/13


YF-21 コックピットブロック 胴体B2,C5を接着。 インストではA4,A5パーツを先にB2パーツ接着しておかないといけないように見えるが、実際には胴体の接着後に装着可能なので、この段階では接着しない。 これは塗装の段取りのためだ。

エンジンナセル先端・垂直尾翼基部の先端・後端(胴体にB1,B3が被る部分)にセミグロスブラックを吹く。 ここはデカールで処理可能だが、部品が入り組んでいる上、曲面なので塗装で仕上げたほうが良いと判断した。 特に図で四角く囲んだ部分は忘れやすいので注意。

同様にB1,B3にもセミグロスブラックを吹く。

そろそろ年末商戦向けプラモの出荷ラッシュが始まった。 と、いってもバンダイだけみたいなところもあるけど。 ガンダムSEED、好調に売れているようだ。 発売してすぐ店頭から姿を消していたHGエールストライクが山積みだった。 また、今日はHGUCジ・オの発売日で、一部で盛り上がっているが、近所の量販店は未入荷であった。 でもって我らがハセガワの「VF-1Dバージンロード 」も未入荷。 

以前住んでいたところの近所にガネットという模型店があって、そこの店頭にはフェアリー・ガネットの完成品が展示してある。 おそらくダイナベクターのバキュームキットだと思うんだけど、あーいう変な形の飛行機が大好きな私としてはものすごく気になりつつも、バキュームキットになんとなく敷居の高さを感じて、結局今まで一度も購入するに至っていない。 ところが最近2chの「戦後の航空機」スレでバキュームキットが話題になり、またぞろバキュームキットに関心が向いてきた。 またダイナベクターのサイトに展示してある完成見本も素晴らしくって、物欲ボルテージが急上昇・・・なんだけど、今やってるコレ(YF-21)もなんとか12月中には完成できるかな?ってペースだし、昨日もヤフオクでプラモ一個落札しちゃったし・・・当分無理かなぁ。

2002:12/14


ウルトラホーク1号 JMC(Joyful Modelers' convention)大阪会場へ見学に行く。 素晴らしい作品郡を堪能する。 バトロイドやYF-19も何点か見受けられた。 会場ではハセガワから来年の製品発表や来場者との質疑応答があった。 が、モデラーはシャイなヒトが多いのか、あまり盛り上がっていなかった。 内容について書いて問題無いと思われるものを記すと、
ウルトラホーク1号 F-2に関しては旬の飛行機ということで、当然という感じなんだけど、F-16とは全く別の新金型ということだ。 ハリアーは72を出した後、48のリクエストが多かった為とか。 レーダーハリアー(?)からのリリースということで。 しかし、AV-88は地味な機体ばかりで、ハセお得意の「特別仕様」が出せそうもないのが、痛いとのこと。 イージス艦も今話題の艦であるし、ピットロードの製品が既に市場にあるが、不満の声も多いとのことでハセガワからも出すと。 で、会場でのリクエストでは現用ウェポン・アクセサリー等の更なる充実を求める声も上がっていたが、正直に言って、既に発売しているウェポンセットが売れていないので難しいとのこと。 48のF-1,T-2に関しては来年F-2が売れたら、再来年になんとか出来れば・・・という雰囲気だった。 ただし、F-1,T-2を始めとする国産機は海外需要が無い為、かなり難しいのが現状らしい。 1万5千セットくらい売れて初めてペイできるそうで、やはりなかなか難しいのだと言う。 そうすると、一連のバルキリーシリーズは国内だけでかるくペイ出来たということなんだろうな。 でもって、この日記を読んでいるヒトが気になっているであろう、ウルトラホーク1号だけど、ちょっと遅れていて発売は1月中旬以降になる模様。 会場に展示してあった見本には、表面モールドが入っていた。 1/48 F-8Eも同じく1月下旬になる見通し。 バルキリー関係は特に発表は無し。 VF-0のファイターは発売が決定しているようで、ポップがおいてあった。

2002:12/16


YF-21 グレー部分の塗装胴体にB1及びB3を接着。 そのときインストではA9,A8をB1,B3側に接着することになっている。 しかし、接着角度を正しく調節する為に、A8,A9は胴体側(B2)に先に接着すると良い。

機体のグレーの部分を塗装する。 指定色は11ガルグレーと80コバルトブルーを9:1で混色することになっているが、デカールの色に合わせると8:2くらいでちょうど良い感じだ。 このグレー部分はエアインテイクの内側を除いてデカールで処理できるが、やはりここは塗装でいくべきだろう。 

主翼付け根部の黒いところはマスキングテープとMr.ペタリでマスキング。

明日は黄色部分を塗装の予定。 今週中にはなんとか機体色の塗装まで済ませることが出来そうだ。

2002:12/18


YF-21 黄色部分の塗装機体色の黄色部分の塗装。 成型色が青なので、当然ベースホワイトで下地を作ってから黄色を吹く。 329イエローFS13538を使ってみたけど、いまいちデカールの黄色と色が合ってない。 ま、周りに暗いブルーを吹けば印象が変わるかもしれないし・・・。 機首ブロックの後方攻撃用レーザーの基部も黄色で塗るのを忘れないこと。

ここのところ日記が飛び飛びになって、毎日見に来てくれるヒトには申し訳ないです。 YF-21製作も大分佳境に入って来て、塗装作業が続くので、少しペースダウンです・・・って程、最初からペース早くないですね。 しかし、塗装も現段階の写真を見ると、ちゃんと美しく仕上がるのか自分自身も激しく不安になってくるなぁ。

2002:12/19


関西地方、今日は朝から久しぶりの雨。 猪名川水系の水不足も少しは解消されることでしょう。 (ローカルねた) そんなわけで塗装作業もお休み。 で、とりあえず昨日塗った黄色部分のマスキングだけした。 

本屋によったらDreamweaverの参考書で、結構良い本があった。 が、例によって¥2,500もするので、本当に必要かどうか一日ゆっくり考える為、買わずに帰ってきた。 でも、¥2,500なんてプラモならサクッと買う値段だよなぁ。 そー言う風にして買ったまま作ってないプラモがどれ程あることか。 実はソフトの参考書も結構買ったりするんだけど、物凄く使い込む本ってあんまりないんだよね。 実際に買って生活の中で使ってみるまで、その必要性が判んないところがあって、とりあえず買うだけは買ってみたりすることが多い。 そーやって溜まった多くの書籍をこの前の引越しのとき大部分捨てたんだった。 プラモは捨てられなかったけど。 あ、そういえば、ハセガワ再販のリコンファントムが入荷したと模型屋から電話があったんだった。 前より狭くなった新居がどんどん狭くなっていくよ。

2002:12/20

HGUC GP03S
胴体と機首ブロックを接着。 接着位置がずれないようにマスキングテープで接着位置を補強する。 主翼も接着したかったのだけど翼端灯を塗ってないので延期。 翼端灯を塗る→マスキング→胴体と接着という手順で行く予定。

昨日「出来の良いHG悪いHG」スレでGP03ステイメンの話しが出たので、4月頃作ったヤツを晒してみた。 持ってるHGUC唯一の完成品だもんで。 ちなみにうしろ姿はコレ.  だけど「センチネルっぽいからイヤ」って言われちゃった。 でも、コレ作った当時"センチネル”なんて知らなかったんだよね。 ガンダムに復帰したのって今年の正月にMGのガンキャノンを作ってからだから。 これはデンドロビュムが発売されたときに浮かれて作ったの。 デンドロ本体は表面処理に疲れ果てて途中で放り出してます。 みんなもそうだよね?

2002:12/21


朝からじゃじゃ降りの雨。 今日も塗装は中止。 ここに来てちょっと足踏み。 で、サーバーのセッティングをいじって見ると、また外部から参照できない状態になった。 繋がっていないのなら・・・というわけで、サーバーのセッティングをいろいろいじってるうちに、ドツボに嵌ってしまった。  あ〜あ。 来年はもっと安定した運用が出来るようになりたいものだ。 ある日突然接続出来なくなっても、しばらくすると復活してるというパターンが多いと思うので、ちょっと間をあけて見に来てやって下さい。 ほんと、ゴメンね。

2002:12/22

1/72 RF-4EJ
大阪・梅田まで模型材料を買いに行く。 予約してあった1/72 RF-4EJを受け取った。 一時期ヤフオクで\5〜6,000の値段になっていたこともあり、再販は嬉しい限り。 RF-4EJは純粋偵察型のRF-4と違って攻撃能力をもったタイプ。 形はRF-4の方が面白いがTAC-POD(レジン製)がキットにつき、こちらも面白い。 ついでにファインモールドから出たF-4用シートベルトセットも購入。 2機分のシートベルトがついてるとはいえ、¥1300は高くないか? ちなみにキット自体は¥1760(定価¥2200)で購入。

2002:12/23


YF-21 下塗り翼端灯の塗装とマスキングを済ませ、主翼と胴体を接着。 脚庫・センサー部等をマスキング後、ベースホワイトで下地塗装をする。 一旦白で塗るのは、青の成型色に、紺の塗装色をダイレクトに吹くと、塗料がきちんとのったかを確認しにくいため。 また、今回はグロス仕上げにするので、下地が白の方が発色が良く、結局は塗膜を薄くすることが出来るので、結果としてボッタリとした塗装になるのを防ぐことになるからだ。 写真ではかなり真っ白に見えるが、実際には白がうっすらとのった感じ。 勿論、垂直尾翼や各ギアベーン等、機体色になるところは、全て一旦ベースホワイトを吹いておく。

明日はいよいよ機体色の塗装の予定。

2002:12/24


YF-21 機体色塗装機体色の塗装に取り掛かった。 322 フタロシアニンブルー を吹いてみたが 非常に良い色。 2chのマクロス・スレでこの色を教えてくれたヒト! 有難う。 でも、機体面積が大きくて今日一日で仕上げるのは無理だった。 昨日ベースカラーに白を吹いたので、フタロシアニンブルーは濃淡をつけて、表情をつけてみる。 結構イイ感じだけど、部分的にあまりに濃淡の差がありすぎておかしいので、明日はこのあたりの調整をすることに。

YF-21は機体にアールが多いのでエアブラシで塗装する場合、塗料が乗りにくいので注意する。 特に、主翼裏側の付け根付近やエンジンナセル周辺等。 塗料が乗らないので、集中的に吹くと、気づいたときにはドロッと塗料が垂れてたりする。 休憩を繰り返して、根気良く塗装することだ。 主翼の前端・後端も塗料を乗せ忘れやすいので注意すること。

2002:12/25


YF-21 機体色塗装メーリークリスマス・・・と、言っても日本ではクリスマスとは24日までの話しで、今日から街は一気にお正月お迎えモードだ。 ま、この節操の無さが日本の経済に貢献してくれるんなら、良いことだよね。 いやさ昨日、北朝鮮が核施設の封印を解いたことと、ラムズフェルド米国防長官のコメントが、ほとんど同じタイミングで報道されて、その流れで夜の地球の衛星写真を見てみたわけ。 どん底の不況と言っても日本の夜の輝きをみてよ。

昨日の続きで機体色を塗ってみた。 色が乗りすぎたか、ちょっと表情が無くなった感じ。 グロス仕上げにするため、この状態からさらに、#2000で磨いてクリアを吹くか、ハセガワの新マテリアル コーティングポリマーを使ってみるか考え中。 JMCの会場で実演販売していたのだけれど、だいたい左くらいの塗装状態から、ヌラヌラピカピカに仕上がっていた。 値段が高かったので買わなかったけど、やはり使ってみたい。 コーティングポリマーは自動車ショーの展示車の仕上げに使っているものと同じとのことで、帯電防止効果があり埃が乗りにくくなるのだと言う。

2002:12/26


YF-21 機体色塗装機体にスーパークリアを吹いてピカピカにする。 エアレーサーやエアラインモデルでも無い限り、航空機をピカピカのグロス仕上げにすることなんてまず無い。 とは言え、どんなエアモデルでもスミ入れがしやすいように、一度はグロスクリアを吹く。 でも今回は普段と違って、半ツヤやツヤ消し仕上げにするわけではなく、このままフィニッシュにもっていくので、クリアを吹く→#2000でサンディング→コンパウンドで磨く という段取りでいく。 全体が濡れている様にみえるくらいまでクリアを吹く。 一度に吹いて垂れたりすると、リカバリーが大変なので、時間はかかるが、何回にも分けて吹く。

クリアの膜が完全に形成されるまで、24時間以上乾燥させておく。  72でもこれだけ機体面積がデカイと、埃対策が大変だ。 今はどうしてるかというと、ハンドピースを2本(仮にA,Bとする)用意して、Aに塗料、Bは何も入れずにおく。 エア圧を思いっきりあげて、塗装する部分にBのブラシでエアをあて、埃を飛ばしてから、Aのブラシで塗装するという段取り。 しかし、塗料の乾燥までの間も埃は襲ってくる。 来年発売になるというGSIクレオスの乾燥ブースが早く欲しいヨ。 左の写真は塗装の様子。 たまにはこーいう写真も要るだろう。 割り箸をノズル(の部品が入る穴)から突っ込んで、粘土に刺して立たせているところ。 塗装するときは、機体の塗りたい部分が正面にくるように、土台の粘土ごと向きを変える。 これだけ大きい機体を片腕でホールドして塗ろうとしても、上手くいかない。 だいたい腕が疲れるしね。

それでもって、これが我が家の塗装ブース。 ダクトを換気扇に直結。 塗装時は塗装ブース+換気扇の直列ツイン・シロッコファンで塗料ミストを強力にキャッチ。 シンナー臭も殆ど吸い取られるので、冬のエアブラッシングにはお勧めだ。 これなら臭くないと家族も大満足。 ま、料理は出来なくなるけど。

2年近く使っていた訪問者カウンターサービスが、サービスを止めたのか、カウンターが更新されなくなった。 CGIは自前で動かすか無いか。

2002:12/27


多くの社会人の方々は今日が仕事納めであったことでしょう。 一年間ご苦労様でした。 まとめて休みが取れる数少ないチャンスのこの時期。 出来れば一個くらい日頃のストックを減らしておきたいものですな。 

クリアが完全に乾くまでほっとくしかないので、殆ど何もしなかった。 本当はそんなときはタイヤを塗るとか、脚柱を作るとかすれば、良いわけだけど、なんとなくする気がおきなかった。

そんなワケで、モチベーションを上げるために「マクロス・ゼロ」を観た。 ドッグファイトシーンのCGアニメ、かっこいいんだけど、まだこなれてないっていう感じ。 綺麗すぎる。 パイロットの足元から仰ぎでパイロットとキャノピーの外(つまり上空)を見るアングルは良い。 VF-0の変形機構は基本的にVF-1と同じだけど、脚が機首にくっつく部分は、なんとタカトク式であった。 機体の外部パネルがブリッジになってインテーク部を機首まで運ぶシステム。 正直がっかり。 もっとオレたちを驚かせるシステムが欲しかった。 「その手があったか!」って。 20年も時間があったのに。 脚本はやたらと説明的な台詞が多くて、正直ヘタだと思った。 特にフォッカーが出撃前夜に整備主任とする会話は延々と説明台詞で、かなり恥ずかしい。 ま、1話は世界観を説明しないといけないから仕方ないのかもしれないけど、こんな会話ありえないと視聴者に感じさせちゃダメだろ。 事前に広告で出てた絵では、主人公と彼が漂着した島の巫女姉妹が三角関係になる話しかと思ったら、妹の方は完全に子供なので、この娘と三角関係じゃ犯罪だよな。 総じて短めのカット割で30分に出来る限り話しを詰め込んであり、内容はあると思う。 マクロスファンなら見て損することはない。 でも、次の話しがリリースされるまで2ヶ月は長い。


2002:12/28


散歩の途中で寄った量販店の店頭でMG「ガンダムVer.Ka」を見つけてなんとなく買ってしまった。 買うつもりは無かったのに。 2chの「ここで本当のVar.Kaを作ろう」スレでは「こんなのVer.Kaじゃないやい!」という意見が大勢で、評判は今一つみたいだ。 でも、別にカトキハジメデザインについて何の思い入れも無い私としては、今風にリファインされたガンダムということで、特に問題を感じない。 やはり、初代RX-78のデザインはGP-03やRX-79Gと並べると、線が足りない感じがしたし・・・。 箱横の完成写真の様に(Max塗りではなく)つや消しで綺麗に仕上げたいと思う。 いつになるのかわかんないけど。

「スターウォーズ・クローンの攻撃」を見た。 今年の夏はバルキリーを作るのに忙しくて(本当)結局、劇場にいけなかったのだ。 で、感想はというと、「ジェダイの復讐」と同じくらい面白く無い。 だいたい、いまさらベーダーの誕生までの過程なんか見せられてもなぁ。 パトメ、アナキンよりずっと年上のはずなのに、どうみても同い年くらいにしかみえないよね。 美人だから許すけど。 それにしても、レイアはなんでキャリー・フィッシャーだったんだろ? CG・・・たしかに凄いけど、あ、CGねって感じで、模型者の私は萌えない。 メカ・デザインもカッコわりぃ。 ファインモールド・・・次に出すのスレーブワンらしいけど・・・大丈夫だろうか。

2002:12/29


YF-21 機体墨入れエアインテークを組み立てる。 が、その前に、エア・アウトレット(?)の内側パーツA4*4個を取り付けておく。 A4は取り付けの向きを充分に注意する。  12/13日の記述で、A4は後から接着する旨のことを書いた。 もちろん、それは可能なのだが、実際にやってみると、これが案外難しい。 そんなワケでA4はインストの工程7のとおり、胴体上下(B3,C5)を接着する前に接着しておいた方が良いようだ。 実はA4の接着作業は昨日取り掛かったのだけれど、作業中に、A4を機体の中におっことしちゃったのが、どーやっても取れず、鬱になったので放り出していたのだ。(それで昨日は日記をUPしなかった) 今日気を取り直して、もう一度、機体をぶんぶん振り回したり、塗料の撹拌棒でつつきまわしたりして、ようやく取れたのだ。

次に、墨入れを行う。 紺色の機体に黒で墨入れをしても、今一つ効果が出ないので、ダークグレーで墨入れした。 但し、フラップやエアイン・アウトレットは黒で墨入れ。 左の写真は墨入れの効果が殆どわからないけど。 VF-1に比べるとパネルラインはかなり少なくあっさりしているので、それほど時間はかからない。 機体がグロスなので、墨入れ塗料の拭き取りも楽だ。

明日はデカールを貼る。 今年もあと二日。 年内ロールアウト、ぎりぎりかも。

2002:12/30


YF-21 デカール貼付最後の追い込みで今日はデカール貼り。 機体全体のデカールを一気に貼ってしまう。 とは言え、このシリーズの中では量的に最も少ないので、苦にはならない。 ハセバル名物の"NO STEP"もたったの14枚だけだ。 楽勝楽勝。

機首周りに走る黄色い帯、18と21は貼り付けて定着した後で透明部分(統合軍マークの下になる部分)をデザインナイフでそっと切って剥がし取る。 エンジンナセルサイドを走る黒い帯9,35は水につける前に、それぞれを貼り付ける面ごとに三つに切り分けてから貼付する。

作業そのものは3時間ほどで終了。 VF-1にさんざん鍛えられた私にとっては軽い作業であった・・・と思ったら、左のインテイクサイドの"←DANGER"が無くなってるじゃん!! つД`)

明日、脚周り及び尾翼の装着で完成予定。 一ヶ月続いたこの日記も、明日が最終回になるんですかね。 それではまた明日。

2002:12/31


詳しい顛末は後で書くけど、今日は完成しませんでした。 完成しないどころか・・・・机から落っことして、右脚が根元からポッキリ折れ、左脚の支持ステーも折れた。 取り付けに苦労したベクターノズルのフィンも全部はずれ・・・・今は溜息しか出ない状態。 精神的に復活するまで数時間ください。

YF-21 墜落直前 目の前の惨状に呆然としたけど、とにかく直さないと仕方が無いので緊急オペを決行した。 まず折れた右主脚にφ1.5の穴をピンバイスで堀り、ステンレスパイプを埋め込んだ。 機体の主脚収納庫のジョイント部にも同様に穴を堀る。 その際ピンバイスを貫通させてしまわないように十分に注意する・・・って、ここにきてこんな失敗するヤツはめったにいないだろうけどさ。 あとは瞬間接着剤と硬化促進剤の力を借りて無理やり接着。 折れた左の支持ステーも瞬間接着剤の点付けでなんとかごまかす。 とりあえず外見は復活したけど、強度はまったく無いので、取り扱いに細心の注意が必要になってしまった。 ベクターノズルのフィン(E1,E2)は接着面積が少ないので、瞬間接着剤で固定する。 

上は墜落直前の写真。 こんなところに置くからおっことすんだよね。 あ〜オレのバカバカ。 なんとも締まらない年の瀬となってしまったが明日こそロールアウトさせたい。

2003:01/01 A Happy New Year


YF-21 ロールアウト新年明けましておめでとうございます。 今年も皆様にとって良い年でありますように。

さて、昨日の墜落事故から一夜明け、必死の修理でなんとか復活。 機銃*2と機首周りのセンサー部・主翼前照灯等クリアパーツを装着する。 前照灯(カバー)パーツF8,9はランナーから切り出した跡を#1000〜#1200でサンディング後、コンパウンドで磨いて、きっちりと処理をしておくこと。 意外と目立つポイント。 フロント周りのセンサーF1〜F6は機首側に埋まる部分を削りこんで調整する。 無理やり押し込んで機首のパーツがぱっくり開いたりしたら元も子もない。 またメーカー作例に倣って、センサーのパーツに掘り込んである溝にクリアレッドを流し込んでみるとレーザーシーカーっぽくて良いかも。 クリアブルーの方がいいかなとも思ったのだけど、青い機体なので赤の方がアクセントになるだろうと思いクリアレッドを採用した。 以上でYF-21のロールアウトとなった。 

この一ヶ月間おつきあいいただいた皆さん、本当に有難う。 あなたがYF-21を作るときに、この日記が少しでもお役に立てば幸いです。 これで、YF-21日記も終了です。 2,3日中にYF-19と21について私なりに考えたこと等を"Talking about YF-19&21"として、アップするつもりです。 次はVF-0日記でお会いしましょう。 VF-0が発売されるまでの間も、ガンダムとかファントムとかプラモは作ってると思います。 そんなワケで、私のくだらない日常をつづった日記もこのサイトで続けるつもりです。 このサイトのトップページ http://greendoor.warpfor.comから新しい日記の場所がわかるようにしておきます。 よろしければ、引き続きおつきあいください。
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