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A: | 今回で3体目のテムジンになるわけだけど、なんでまたテムジンなの? |
B: | 最近キットを完成まで持っていけてなくて、軽く未完成病ぎみだったんだ。 そこにハセガワからオプションデカールが発売されて・・・ハセガワのテムジン(以下ハセテム)ってちょっと敷居が高いと思われているキットじゃない。 そんなキットにさらにオプションデカールを使った作例って、おそらくネットでもあまり上がらないだろうなぁ・・・と思って。 じゃ、ウチでちょっとやってみるのにちょうどいいかなぁと。 | |
A: | 他のサイトと被らないようにと言う計算が働いた? | |
B: | ・・・・。 嫌なこと言うなぁ。 でも、ま、そうなんだけどさ。 | |
A: | 今回は、製作上のコンセプトが過去の2体とは違っているよね。 | |
B: | 過去の2体は塗装で行ける所は塗装で行くってコンセプトで、結構ガチ組みだったんだよね。 それでHot to make見たいなコンテンツにしてみたけど、せっかく用意されている大版デカールをほとんど無視するみたいな、このアイテムの商品コンセプトからすると、ずれた作り方だった。 結果、他人から見て参考になるような本来How to makeで自分が提供したいと思っている内容から逸脱したって言う反省があった。 | |
A: | で、今回はメーカー提供のデカールを用いてサクッと完成した? | |
B: | いや。 結局完成まで1ヶ月かかったからね。 デカールでやるにしてもこんだけ枚数があると、やっぱ簡単にはいかないよね。 | |
A: | デカールで行っても、製作難易度は変わらない? | |
B: | 結局、マスキング地獄をとるかデカール地獄をとるかって話しになるのかなぁ。 ただ747A/cの場合は747Jと違って曲線のパターンが結構あるから、デカールで行くしか無いってのがあるんだけどね。 あと、基本塗装って言っても、真面目にやるとやはり、細かく塗り分けするべき場所があちこちにあって、ボディ色の紺色だけ吹けばOKって話しでも無いしね。 デカールが全ての塗り分けをフォローしてくれるわけじゃないから・・・。 でも、わざわざオプションデカールを使ってみようとするようなユーザーは、それくらい判った上でやるだろうから、そこは大きな問題では無いはず。 | |
A: | なるほどね。 それではメーカーコンセプトに則って作った今回のテムジンについて、気づいたことを語ってくれる? | |
B: | まず、確証は無いんだけど、最初期版に比べて接合ピンと受けダボの位置調整がされている気がする。 前回は747Jのファーストロットを作ったんだけど、その際は合わないので、接合ピンをことごとく切り飛ばしたんだよね。 今回は殆どそんなことしなくても、わりとちゃんと位置が決まった。 唯一の例外はアンクルアーマー正面くらいかな。 おそらく細かい金型の調節が行われたんだと思う。 でも、ファーストロットは既に作っちゃっているので、ランナー状態での客観的検証が出来ないんで、ここはあくまでも私の主観では・・・ってことで、参考程度にしてほしい。 | |
A: | 他には? | |
B: | 747A/cのキットにはボーナスパーツとしてクリアピンクのランナーが入っているんだけど、色目が薄すぎて、裏から銀色を塗ると殆ど、ただの銀色みたいに見えてしまう。 クリアピンクみたいな色は、ユーザーサイドでは作れない色なんで、有り難いんだけど、見栄えは正直、イマイチかな。 ここはもう少し色目の研究をして欲しい。 このオプションデカールの企画自体がこのボーナスパーツを生かす為のアイテムとして生まれたと思うんだよね。 だから2Pや3Pを飛ばして4Pカラーなんだと思う。 クリアピンクじゃなくて、普通のクリアだったら2Pや3Pカラーのオプションデカールも出しやすかったんじゃないだろうか。 キット自体に関してはそんなところかな。 後は基本的に747Jと同じだし。 | |
A: | 今回のオプションデカールについては? | |
B: | 値段は安くないよね。(¥2100税込み) でも、半額でオフセット印刷のオプションデカール出してもらうより、この値段でも全面シルクスクリーン印刷のこのデカールの方が良い。 このあたりの判断はさすがハセガワだと思う。 わざわざオプションデカールを買ってみようとかと思うユーザーは品質重視だと言うことを良く判ってる。 でもカルトグラフにするともう一段値段が上がっちゃうから、まぁ必要にして充分なスペックなんじゃないだろうか。 発色がいいから紺色の上に貼っても黄色がくすんだりするようなことも無い。 | |
A: | デカールを貼る難易度はどうなの? | |
B: | 正直、かなり難しい。 これはオプションデカールだろうがノーマルだろうが、同じだと思うケド。 結局、部分的に失敗して2セット目に手を付けた。 ・゚・(ノД`)・゚・ |
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A: | ・・・・・・・・。 デカール貼り付けにおけるアドヴァイスを。 | |
B: | デカールを貼り付けるのに、いろんなサプライが各社から出ているでしょ。 例えばGSIクレオスのマークソフターとかマークセッターとか。 でもハセテムにデカールを貼るなら、それらを使うより蒸しタオルを使用することをお勧めする。 タマゴ型モールドの部分とか、結構段差の激しい部分にデカールをかぶせる場面が頻繁にあるんだけど、デカール自体の面積とモールドの段差の両方が大きいので、デカール柔軟材だとコントロールが難しいのね。 ところが蒸しタオルなら位置決めさへ上手くいってれば、一発で決まる。 デカールも綺麗に伸びる。 あとは、模型用の先端の細い綿棒[C]や、デカール用のピンセット[C]を用意して欲しい。 両方とも、今は割りと手に入りやすくなったしね。 |